2011年3月6日日曜日

東大地震研究所 冬の公開講義

Mt. Asama

2011年3月6日(日)東大地震研究所の冬の公開講義「「火山学の今」を聴きに行ってきた。

様々な方法で、火山活動や地震を観測して研究を行っていることを、今回の講義では、知ることができ、また、火山活動のメカニズム、そして火山噴火・地震の観測の結果をどのように理解して行くのかという点についても、いろいろと勉強になった。

技術の進歩により、火山活動・地震の観測技術も進歩して、より多くの火山噴火のメカニズムが理解できるようになってきているようであるが、まだまだ未知の世界が多々あることは事実。

実験室で取得した実験データを理論と比較して、物理現象を理解して行くことができる物性物理の世界とは、対照的である。

地球が実験室そのものであって、その中身がまだ未知の世界に溢れている。そういう視点からも、素粒子や宇宙物理学よりも魅力に富んでいる。

地震や火山活動がより確実に予知できるようになれば、人間を含む自然界の生き物全体に対して大いに寄与することができる学問である。

大好きな物理学者・随筆家の「寺田寅彦」が東大地震研のメンバーであったことを知って、益々興味が湧いてきた。

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