2011年11月19日土曜日

超弦理論

先日、第5回IPMU ICRR合同一般講演会に参加する機会があった。
第1部は、ICRRの佐川宏行・准教授による「最高エネルギー宇宙線で宇宙を探る」というテーマ。
そして、第2部は、IPUMの高柳・任准教授による「ひも理論で探るブラックホールの謎」というテーマ。
それぞれのテーマは、講演の内容も面白く、大変に魅力的な研究分野に思えた。
とりわけ、第2部の高柳先生の講演は、「超弦理論」に関する最新の研究を分かり易く説明してもので、大いに興味を覚えた。個人的には、「超弦理論」は、理論だけが先行した「数学的」研究と思っていたが、様々な分野の実験レベルでも徐々にその実用性が証明されてきていることを知り、これからの理論の研究分野の一つであることを確実に示していた。

2011年9月18日日曜日

旧古河庭園及び洋館

今日、9月18日(日)約20年振りに「旧・古河庭園」を訪れた。
幸いにも、通常は事前申し込みが必要な邸内ガイドが邸内入口で行われていて、早速申込みをして午後2時半からガイドさんの先導で邸内を案内してもらう。見学の所要時間は、約1時間。
一階の洋間は、それぞれ特徴があり、漆喰で作られたシーリングの飾りは、その彫刻的装飾が見事で、観ていて惚れ惚れするものがある。
この洋館の一番の特徴は、二階にあった。それは、階段を上がったロビーから眺めると、どの部屋の入口もドアで構成されているが、主要な部屋のドアを開けると、見事な和室が構成されているというものだ。洋館の外観からは、まったく想像もできない見事な二つの和室が作られていた。それ以外のも和室はあるが、一つは、仏間であり、それ以外は、二つの子供部屋である。
ご夫妻の寝室は、洋間で、その出窓からは、バラの庭園を眺めることができ、米国の「コロンビア大学」に留学していた当主のセンスが感じられる部屋だ。寝室に隣接する部屋は、和室で、洗面台も設置されていたらしい。和室は、主に衣装室として使用されていたようだ。その和室に備え付けられているクロゼットは、洋服専用のもの。和服の箪笥は、別の部屋にあったらしい。
ベッドや家具等、当時の様子を伺うことができる調度品等が各洋間に配置されていれば、部屋が実際に使われていた雰囲気が醸し出されるのではないのか、とちょっと残念に思えた。
各洋間には、それぞれに特徴がある装飾が施されているマントルピース(暖炉)が備えられていて、石炭が使用されていたそうである。
今日は、幸運にも洋館の内部を見学することができ、気分が米国時代の戻り、ちょっとノスタルジックになった。
また、庭園内にある茶室で御茶を頂戴することができ、こちらも素晴らしい雰囲気があった。

2011年5月10日火曜日

5月文楽東京公演



平成23年5月の「文楽」東京公演は、「人形」浄瑠璃ファンとして、第2部を選ぶべくして選んだ。それは、現在活躍している人形遣いとして最も注目している人間国宝「吉田簑助」、人間国宝「吉田文雀」、「吉田和生」、「桐竹勘十郎」、そして「吉田玉女」の5人が出演するからである。

「あぜくらの会」が主催した「吉田和生」の講演会に参加してから、すっかり人形浄瑠璃の人形の魅力の虜になってしまったが、文楽を観劇するときには、吉田和生の助言に従って字幕を読まずに、人形の所作・仕種を観ながら、浄瑠璃語りと三味線を聴くことで、演じられている物語の内容をある程度理解することができるようになってきた。勿論、事前に「文楽ハンドブック」等を開いて対応する物語の「あらすじ」を読んでから観劇するのだが。

2月公演の「義経千本桜」(道行初音旅の段)で吉田簑助が遣う「静御前」の舞を観たときに、「何と美しい女らしい所作・仕種を見せてくれるのだろう」と思った。それ以来、吉田簑助が遣う「女」の人形をさらに観たくなってしまった。そして、今回の公演「生写朝顔話」に登場する、「文楽の女-吉田簑助の世界」(山川静夫・著)を読んでいたときに気になっていた「女」の一人である、「深雪(朝顔)」に注目して観た。

今回の公演は、「明石浦船別れの段」、「宿屋の段」、そして「大井川の段」の三段で構成されており、それぞれの段で「深雪」の性格がよく表されていて、本当に人形が遣われているのかと疑われる程に、「深雪」の所作・仕種がリアルに表現されていた。

「深雪」の所作・仕種は、「阿曽次郎」に対する「一途な思い」が随所で見事に表現されているが、それにしても「阿曽次郎」に対する「深雪」の思い入れは、「凄まじさ」を感じる。観客(特に女性)の中には、「深雪」の「思い入れ」が「あまりにも烈し過ぎる」と感じている人が多いらしい。

しかし、恋愛に関して「クール」な女性よりも、「一途」な女性の方が、現実ではともかくとしても、「ドラマ」の主役としては最も適しているように思える。勿論、「相思相愛」の場合に限られるが、一方的な恋(片思い)では、男女を問わず「ストーカー」になってしまう。

「生写朝顔話」を観ているときに、どの段であったか定かでないが、ある瞬間「深雪」の所作・仕種を観ていて、人形が遣われているということを忘れてしまう程感激した場面があった。「これはすごい。深雪(朝顔)がまるで生きているみたいだ」と、吉田簑助の人形遣いを観ているときに感じた。

そして、その人形の所作・仕種に対して、浄瑠璃語りと三味線が見事に調和して聴こえてくる。そのとき、一瞬「あっ!」と思った。人形・浄瑠璃語り・三味線が「三位一体」となったからである。「これが人形浄瑠璃の真骨頂なのか」と痛感した。

「宿屋の段」で「朝顔」が箏を爪弾きながら唄った「露の干ぬ間の、朝顔を照らす日影の強顔(つれな)きに、あはれ一村雨の、はらはらと、降れかし」の解釈について:「浄瑠璃名作集 上」近石泰秋 大日本雄弁会講談社(1950年)によれば、「露の乾かない間の早朝を咲き誇っている早朝の花はいつまでも咲いていてほしいと思うのに、日の光は容赦なく照りつけて、早くも朝顔をしおれさせてしまう。ああそのしおれないうちに村雨が降ってくれればよいのに。」という意味である。

2011年4月17日日曜日

横浜マリノスの練習試合2


4月16日(土曜日)「マリノスタウン」で「横浜Fマリノス」vs「東京ヴェルディ」の練習試合を前半+後半ともに観戦した。 J1の開催が決まったときのオープニング試合におけるチーム同志の組合せであるが、あれから時が流れて、日本のサッカーのレベルが格段に上昇した。 前半は、マリノスが2得点を挙げて、ヴェルディの攻撃が目立たなかったが、後半は、逆にヴェルディが攻め立て、2得点を奪って、同点になった。しかし、PKを得たマリノスは、中村俊輔が見事に決めて、3対2で勝った。 しかし、点数よりも、試合内容は、大変に充実していて、両チームともに何度もおしい得点のチャンスがあった。特にゴールポストに阻まれた場面は、それぞれのチームにあり、観客から大きなため息が出ていた。ヴェルディのファンが右側に陣取り、練習試合ながら、大いに盛り上がった。

2011年4月10日日曜日

東日本大震災の津波による影響

高田松原と氷上山


親戚が岩手県の陸前高田市と宮城県の塩釜市にそれぞれ在住しているので、安否が気になっていたが、親戚の家族は、幸い全員無事であった。

子供の頃、夏休みになると父親の実家がある陸前高田に父親と一緒によく行った。実家は、「氷上山」の裾野からちょっと上の方にあり、その庭からは、「広田湾」の風景を眺めることができた。

また、叔父(父親の一番下の弟)が「高田松原」に住んでいて、海水浴のときには、必ず叔父の家に立ち寄って着替えてから「高田松原」の美しい海岸で泳いだ思い出がある。幸い、叔父は、山側にある老人用の施設に移り住んでいて無事だった。また、実家を継いでいる「いとこ甥」の家族も全員無事であることが先日、直接本人から携帯に連絡が入ってようやく確認することができた。

今回、「津波」により「陸前高田市」の「市街地」が壊滅的な被害を受け、住宅、商店、公共施設、等の建物が流され、そして多数の市民が犠牲になってしまった。一刻も早い復興を願うばかりである。

2011年4月2日土曜日

横浜マリノスの練習試合


マリノスタウンに立ち寄り、偶然、「横浜マリノス」の練習試合を観戦することができた。

観戦していた時間は、極短い間だったが、対戦相手が筑波大学で、中村俊輔選手の巧みなパスやシュート等を初めて生で観ることもできた。

実は、Jリーグのサッカーを生で観たのは、今日が最初である。以前から興味はあったのだが、なかなか生の試合を観る機会がなかった。 やはりTV等の媒体を通じて観るよりも、迫力がある。

特に、パスやシュート、それに選手の個々の動きや連携プレー等、フィールド全体に亘ってプレーが見渡せるのは、魅力である。

これからは、チャンスがあれば、日産スタジアムにも足を運んで、横浜マリノスの試合を観戦しようと思う。

2011年3月21日月曜日

The Robosome: Structure, Function & Evolution

I have just received an email from NASA Astrobiology, annoncing the 2011 Suddath Symposium on the Robosome at Georgia Tech, which will be held on April 1st and 2nd in 2011. This symposium can be participated remotely via the Internet, upon the registration. I personally look forward to participaing in this symposium through "Virtual Hallway Conversation".

The outlines of Announcement is as follows: (copy from the email)

The robosome is a molecular machine that is responsible for protein synthesis in all living cells, and this indespensable component of life, which contains both RNA and proteins from distantly related organisms suggests that the origin and evolution of protein symthesis remain imprinted in present day robosomes, providing a "rewidable" molecular recording of early evolution that appears to go all the way back to the origin of life.

Because the ribosome is central to the biochemistry of all life, it is a major target for drug development. For example, the mode of action of many antibiotics is to inhibit translation or cause bacterial ribosome to make mistakes during protein synthesis.

Due to differences between bacterial and eukaryotic ribosimes, the result of billions of year of divergent evolution, drugs can be highly effective against bacterial ribosomes without causing appreciable side effects in human cells. Thus, studies of ribosome structure, function and evolution have scientific implications ranging from understanding the origin and early evolution of life to the development of novel pharmaceuticals.

In the meantime, 2009 Nobel Prize in Chemistry was awarded to the researches about "Ribosome". Since I'm very interested in the origin of life, I'm expecting that this symposium may provide some insights for this theme.

2011年3月18日金曜日

福島 原発事故

福島の原発事故が深刻化している。

放射線の線量が安全値を遥かに超えていて、大気汚染が広がり始めている。

大気汚染も深刻であるが、近郊海域の汚染もかなり深刻な問題になる恐れがある。

現状では、散水による原発事故からの復旧作業が行われているが、この作業は、「御慰め」程度と外国の一部メディアで報道されている。

実際には、放射線に関してどの程度、原発事故が深刻な問題なのかを、正確に知る必要がある。

政府、東電による情報の隠蔽、改竄がかなり気になるところであるが、外国のメディア等を介してより正確な情報を得るように心がける必要がある。この危機に関しては、日本のマスコミを全面的に信頼するわけにはゆかない。

2011年3月13日日曜日

地震・津波について

3月11日(金)
「天災は忘れた頃にやってくる」とはよく言われることであるが、東大地震研究所のニュースレターPLUS No.9 特集「プレート境界地震を理解し、発生予測へ」を読んでいて「地震発生のメカニズムとその探査方法」を通勤の電車の中で読んだその日に、歴史上最大の地震・津波が東北・関東地方で発生した。地震発生時は、ちょうどビルの6階にある勤務先で仕事中だった。勤務先でも、さまざまな事態が発生したが、今回の地震は、通常の揺れとは異なる揺れのように感じたので、自分の机の下に潜って暫く様子を覗うことにした。その後、何度も揺れたが、勤務時間終了間際まで仕事をした。

帰宅は、首都圏の鉄道網がすべてストップしてしまったので、勤務先に残ることも考えたが、翌日から週末だったので、徒歩で帰宅することにした。

都心部は、徒歩で帰宅する人で溢れている。道路は、自動車が動かない状態。緊急時には、緊急自動車が通れないような状況だ。

帰宅は、午後5時半から歩き始めて、夜中の午前3時頃。約10時間を要した。脚は、日頃歩いているので、あまり問題がなかったが、腰が痛くなってきたので、途中、休憩をもっと頻繁に行えばよかったと少し反省。

今回の体験で、(1)季節に関係するが、防寒用具を身に着けること、(2)携帯ラジオを持つこと、(3)軽食(非常食)を携帯すること(コンビニのおにぎり、パン類などは、売り切れてしまっていて皆無の状態だった)、(4)リュックに変更できる鞄を持つこと、(5)歩行しやすい靴を履くこと、の必要性を学習した。水は、コンビニ等で比較的容易に入手できるが、一応、携帯した方がよい。なお、ヘルメットを持っている人を何人か見かけたが、持ち物が増えてしまい、ヘルメットがかえって邪魔になっているようであった。

歩いている人々の中には、自宅までかなりの距離を歩く必要がある人も多く、その目的地を聴いていると途中で帰宅できなくなる可能性があるように思えた。

そのように途中で帰宅できなくなる可能性がある人々のために、帰宅途中に点在している公共施設、例えば、学校、等をもっと開放して、簡易宿泊或いは休憩のための施設として利用できることを、もっと事前に通達してほしい。私自身は、帰宅途中で、学校等の呼びかけを聴いて、そのような施設を利用できることを初めて知った。

トイレは、コンビニを利用できたが、公園等にも設置されているので問題はないと思ったが、道路に沿ってトイレの施設がある方がよいと思った。

なお、ファミリーレストラン等が平常通りの営業時間に基づいて閉店してしまっていて、食事をとったり、休憩したりするために、利用できない様子。緊急時には、利用できるように何らかの改善策を考えてほしいと思う。

緊急時の連絡等を含めて、今回の大地震・津波で多くの事を学ぶことができた。また、自宅の内部も様々な対策が必要な部分を認識することができた。

2011年3月6日日曜日

東大地震研究所 冬の公開講義

Mt. Asama

2011年3月6日(日)東大地震研究所の冬の公開講義「「火山学の今」を聴きに行ってきた。

様々な方法で、火山活動や地震を観測して研究を行っていることを、今回の講義では、知ることができ、また、火山活動のメカニズム、そして火山噴火・地震の観測の結果をどのように理解して行くのかという点についても、いろいろと勉強になった。

技術の進歩により、火山活動・地震の観測技術も進歩して、より多くの火山噴火のメカニズムが理解できるようになってきているようであるが、まだまだ未知の世界が多々あることは事実。

実験室で取得した実験データを理論と比較して、物理現象を理解して行くことができる物性物理の世界とは、対照的である。

地球が実験室そのものであって、その中身がまだ未知の世界に溢れている。そういう視点からも、素粒子や宇宙物理学よりも魅力に富んでいる。

地震や火山活動がより確実に予知できるようになれば、人間を含む自然界の生き物全体に対して大いに寄与することができる学問である。

大好きな物理学者・随筆家の「寺田寅彦」が東大地震研のメンバーであったことを知って、益々興味が湧いてきた。

2011年3月5日土曜日

超電導公開講座(高校生のための)


東京工業大学・科学技術振興機構が主催した「高校生のための超電導公開講座」に参加してきた。
会場は、日本科学未来館 MIRAICANホール。

講演者は、北澤宏一(科学技術振興機構・理事長)、福山秀敏(東京理科大副学長)、細野秀雄(東工大教授)、そして秋光純(青山学院大学教授)の4人で、日本そして世界の超電導研究のトップレベルの研究者である。

各講演者の講演の「超電導」に関する内容もさることながら、そのユーモア溢れる話の内容には、自然と笑みが浮かんでしまう程、時間があっという間に過ぎてしまった一日でした。

このようなトップレベルの研究者から直接最先端のトピックスを聴くことができる機会にも関わらず、あまり高校生の参加が多くなかったことがちょっと残念に思えた。やはり理系離れは、想像しているよりも深刻な問題なのだろうか。

物性物理は、私も実際に自分でセラミックスや超電導の研究に携わるまで、それ程興味を覚えなかった分野であるが、研究を始めると、物理、化学の両分野に係ってくるので、大いに楽しく感じた。

何度も繰り返しになるが、やはり量子力学は、本当に面白いと感じる。ぜひ早急に復習して行きたいと思っている。

2011年2月28日月曜日

Astrobiology (宇宙生物学)


最近、よく考える事案の一つとして「生命がどのようにして地球上で誕生したのか?」ということがある。所謂Astrobiology(宇宙生物学)という学問の中の一つの研究分野に相当するものであるが、中心的な研究機関は、米国のNASA及びその研究について提携している大学である。


このテーマに興味を覚えた発端は、新聞の書籍広告欄で「生命は、宇宙のどこで生まれたのか」福江翼・著(祥伝社新書)という書籍名を見て、書店でその本を立ち読みしてからである。残念ながら、この書籍に記載されている内容は、私が所望する上記のテーマとは若干のずれがあり、購入はしなかったが、帰宅後、さっそくインターネットをサーフィンしてAstrobiologyに関するウェブサイトを検索してみた。


NASAのウェブサイトには、Astrobiologyについて多くの情報が開示されていて、より興味を覚えるようになってきた。そして、一般向けの漫画”Astrobiology Graphic Novel"という小冊子がNASAから発行されていて、無料で配布されることを知り、早速申込んだら、先日、NASAからコピーが届いた。


この小冊子には、Astrobiologyの簡単な歴史や研究のpioneers達が描かれていて、この中でStanley Millerとい米国の化学者が、私の探求したい上記テーマを既に研究していたことを知った。その後、Stanley Millerの研究について調べ、数年前に米国のIndiana Universityで大学院生がMillerの研究についてウェブに寄稿していることを見出した。


これからもAstrobiologyについて独自に勉強して行く予定である。

2011年2月26日土曜日

Gates Cambridge Scholarships


Gates Cambridge Scholarshipsは、英国のCambridge Universityの大学院へ留学することができる世界的な奨学金制度で、マイクロソフト会長のBill Gatesが設立した基金です。これは、Oxford Universityが対象となっているRhodes Scholarshipsと共に、多くの学生が利用している奨学金制度です。

Gates Cambridge Scholarshipsに関してはこれまでに二人の日本人が選出されていますが、いずれも外国の大学(一人は、Cambrige University、他の一人は、University of Toronto (Canada))を卒業した人達です。

私のAlma materの一つである、Western Michigan Universityからは、二人が既にGates Cambridge Scholarships の奨学生としてCambridge UniversityにてMaster's degreeを修得しています。

もう一つのAlma materであるUniversity of North Carolina at Chapel Hillからは、今年2011年に一人が選ばれています。
更に、UNC-CHからは、2009年の卒業生でNIH(National Institute of Health)-Oxbridge Scholarshipを取得して、2010年にCambrige UniversityでMaster's degreeを修得した女子学生が輩出されています。こちらは、奨学金を応募できる者が米国国民または米国の永住権の取得者でかつ専門分野も限られています。

科学分野専攻の現役の日本人の大学生で、英国のCambrige或いはOxfordに留学を希望している人達には、ぜひチャレンジしてもらいたい奨学金制度です。

2011年2月16日水曜日

義経千本桜 文楽



平成23年2月13日(日)国立劇場小劇場にて文楽「義経千本桜」を観劇する。



一幕「渡海屋・大物浦の段」では、平成22年5月15日に開催された「あぜくらの集い」でお会いしてからファンになった「吉田和生」が遣う(役柄としては脇役であるが)「女房おりう」(実は典侍局(すけのつぼね))の渡海屋銀平の女房としての所作と共に「典侍」という本性が現れた場面における気丈と品格のある所作の演技には見惚れてしまった。「典侍局」は、義経一行に捕われた後、最後には自害するのだが、そのシーンも印象的であった。



「あぜくらの集い」でお会いして、人形遣いや文楽の鑑賞の仕方等、いろいろと聴いたことが大変参考になっている。



伝統的な表現の基本ラインは、役柄に相応してそれぞれの人形の遣い方があるものの、どのようにその役柄を表現するのかは、その役柄を担当する個々の人形遣いが持っている個性や裁量に依存するが、その視点からも、私は、「吉田和生」の人形の遣い方が好きである。



「派手さ」はまったくないので、多くの観客を魅了するものではないが、人形を遣っている場面をよく観ていると、人形だからこそ表現できる繊細な所作が随所に感じられる。



やはり師匠である「人間国宝・吉田文雀」の愛弟子だけのことはある。勿論、師匠「吉田文雀」も私が好きな人形遣いの一人だ。

2011年2月5日土曜日

鈴木章 ノーベル化学賞への道 CoSTEP編


北海道大学出版会から刊行されている小冊子「鈴木章 ノーベル化学賞への道」を購入した。

書店でこの本を開いたときには、2010年にノーベル化学賞を同時に受賞された根岸英一教授の著書「夢を持ち続けよう」に類似する「鈴木章教授の自伝的書物」かなぁと思ったが、よい意味でその意に反して、その内容は、その研究対象となった「クロスカップリング」の研究に関するもので、同研究の内容を非常に分かり易く解説していると共に、鈴木章教授の研究に纏わるエピソード等も記載されています。

「クロスカップリング」について、そして化学の研究について知りたい人にとっては、大変に読得の感がある書籍です。

最近は、ジャンルを超えて、科学の分野では、物理・化学・コンピュータ・医学・バイオ等に、私の興味が広がってきています。
また、法律では、知的財産権全般、民法、税法、等に手を伸ばしています。これらの法は、学ぶ必要性があって興味を覚えてきたものです。

これからも、ますますジャンルが膨らんでゆくような気がします。

2011年1月22日土曜日

レース鳩(1)


今日は、JR総武線の錦糸町駅に行ってみた。
錦糸町駅は、以前、室内楽のコンサートをトリフォニーホールによく聴きに行ったので、北口は頻繁に降りたが、南口に降りたのは今日が初めてである。


目的は、レース鳩のお店として子供の頃から知っていたそのお店を訪ねてみて、もし鳩が展示されていれば、それを眺めてくる予定であったが、残念ながらお店は、応接室のようなセッティングになっていて、鳩はおろか、何の生き物も置かれていなかった。昔の鳥獣店のようにレース鳩が何羽かは飾られていた時代とは大いに違ってしまい、ちょっとがっかりした。その後、錦糸町の駅を通り、「東京スカイツリー」の方角、即ち、「押上」方面に向かって、レース鳩で有名な鳩舎がある場所まで行ってみた。屋上には、写真で見慣れた立派な鳩舎が建っていて、通りからは、レース鳩の姿も少しではあったが見ることができた。この鳩舎のレース鳩は、レースのみならず、品評会でも優勝・入賞することで知られていて、私が兄と一緒にレース鳩を飼っていた当時から興味があった鳩舎の一つである。


近年、住宅事情により、都内やその近県では、レース鳩を飼育することが、かなり難しくなってきていることと併せて、レース鳩を飼育している年齢の大半が熟年層以上になっていて、若者がレース鳩を飼育する傾向がまったくないように思われる。また、鳥インフルエンザ等の病気が広がり続けていて、鳩を飼育すること自体、かなり難しい状態になりつつあり、飼育するためには、餌代等を含めてかなりの経費が必要になる。加えて、レース鳩が全体的に高価になってしまい、昔のように、一般庶民が手軽にレース鳩を購入して飼育しながら、レースを楽しめる状態ではなくなってしまった事にも原因があるように思える。


私も委託レースに参加してみたいが、レース鳩(種鳩)を飼育できるような環境に住んでいないために、そのような願望は断念せざるをえないが、品評会等が開催された折りにレース鳩を見に行くことだけは、楽しみとして残しておきたいと思っている。

2011年1月15日土曜日

東京ピジョンフェスティバル@サンシャイン文化会館


「日本伝書鳩協会主催」の「2011年度東京ピジョンフェスティバル」を池袋のサンシャイン文化会館で見てきた。
久しぶりに日本で活躍しているレース鳩の精鋭達を直接見ることができたが、私がレース鳩を飼育していた頃とは、出陳されている鳩の姿、特に眼の特徴が異なっていることに気付いた。そして、その特徴部分が、出陳されていた鳩全体に共通していることにも驚いた。

いわゆる「在来系」のレース鳩が、レースからそして品評会からもほとんど姿を消しているのだが、「南部系」、「今西系」、「勢山系」、「松風系」、「ときわ系」、等の在来系(特に、所属していた連合会の関係から、ときわ系、秋風系、渡海系が中心)を飼育して兄と共にレースを楽しんでいた私にとっては、最近のレース鳩の画一化された眼にはちょっと違和感を覚えた。これは、日本におけるヨーロッパ、特にベルギー、オランダのレース鳩の大量の輸入と普及によるものだろう。
もっとも、40年以上前の体験を基に話をしているのだから時代の流れによってレース鳩の特徴も変化することについては無理もない。しかし、レースの成績だけ(すなわち、スピードだけ)を追求して、長い年月を掛けて改良してきた在来系の一つの特徴である「粘り」の性格を持ち、そして「美しい眼」のレース鳩が鳩界からその姿をほとんど消してしまったことは大変残念に思う。
参加した鳩レースの中で、最も記憶に残っているのは、やはり東京地区ナショナル「大沼公園」700Kレースである。参加させた鳩(秋風系)が東京地区で総合50位、連合会で7位に入賞して、上野にある日本鳩レース協会の会館での表彰式に参加したことだ。このレースは、初めての津軽海峡越えのレースで、翌日の早朝に鳩が帰還したことを覚えている。その後、木古内700Kや長万部800Kでも鳩を帰すことができたが、やはり大沼公園のレースが最も印象に残っている。
思い出として記憶に残っていることの一つに、当時、太田誠彦さんが出版していた「ピジョン・ダイジェスト」という鳩の雑誌のプレゼントに応募して、京都の重鎮、並河靖さんの作出した鳩が当選した。しかし、条件として、血統書が付かないというものであった。暫くすると、駅の日通から「鳩が届いているよ」との連絡があり、急いで取りに行った。そして、箱を開けてみると、「あれ、ずいぶん斜視気味な眼の鳩だなl」というのが最初の印象であった。当時、上述したように、綺麗な眼をしている鳩が多かったので、斜視気味の眼の鳩は、どうも好きにはなれなかったのだが、並河靖さんの作出鳩ということで飼うことに決めた。
我々兄弟がレース鳩の飼育を止めたときに、飼っていた鳩の全てを兄の知人の鳩舎に譲り受けてもらって飼って戴くことにした。また、兄の名前でその知人が属している「鳳競翔連合会」にも入会して、鳩協の委託レース等に参加していた。そして、ある日、嬉しいニュースが入ってきた。それは、あの並河靖さんから頂いた鳩の直仔が文部大臣杯レースに優勝したとのこと。今となっては、並河靖さんにその鳩の血統をお聞きすることもできなくなってしまったが、短・中距離においてかなりのスピード系の鳩であったらしい。

レース鳩の思い出は、まだたくさんあるが、それらについては、機会を見て書き込んでいきたい。

2011年1月1日土曜日

A Happy New Year 2011


2011年1月1日
いよいよ新年が始まりました。今年も恒例の「磯子七福神巡り」を元旦に行い、晴天の下、歩くリズムも快適に、約2万歩を無事に走破してきました。日頃の約1万~2万歩の歩行で鍛えているので脚はいたって健全です。


また今年は、妻と自分の健康に十分留意して、「健康第一」をモットーに過ごして行きたいと思っています。そして、二人の健康に関連する医学の分野の知識を、米国の大学の研究機関等のウェブサイト或いは文献等を通じて深めて行きたいと考えています。


学術的な知識としては、特に興味がある医療の分野では、「加速器を利用した重粒子治療」があります。これは、自分が研究していた「加速器を利用した原子ー重イオン衝突」の研究を応用している分野の一つです。


また、物理に関しては、「量子力学」を再度マスターすべく、その歴的な発展を背景として学習して行く予定です。そして、去年よりも多くの「講演」を聴きに行き、より多くの知識を吸収するつもりです。特に、CERNの実験に関連した素粒子物理学についても知識を増やしたいと思っています。