2010年12月21日火曜日

2010年仁科記念講演会


2010年12月6日に東京大学・理学部「小柴ホール」にて「仁科記念講演会」が開催された。
今年は、仁科芳雄博士の生誕120周年記念の特別講演となった。
講演会は、次の通り:

1.コペンハーゲンから理研へ 素粒子物理学のあけぼの
   小林誠(2008年度ノーベル物理学賞)
2.ミューオンの発見
   西村純(東大名誉教授・宇宙科学研究所名誉教授)
3.ウラン237と対称核分裂の発見
   池田長生(筑波大学名誉教授・元日本アイソトープ協会常務理事)

いずれも仁科芳雄博士が行った研究について、であった。

この講演会に参加したい旨を「仁科記念財団」にを申込んだ際に、西村教授よりメールを頂戴し、講演会当日、会場にてお会いすることができ、御一緒にコーヒーを飲みながら、理研や仁科博士について、いろいろなお話をお聞きすることができ、大変に光栄であった。

改めて、仁科芳雄博士の物理に対する研究心と、その実績には、当時の状況を考えても、その素晴らしさに感激した。

2010年11月28日日曜日

Semester@Sea


Semester@Sea: 日本語では、「洋上大学」とでも言えば理解できるであろうか。
11月23日(火曜日)「感謝祭」の祝日に横浜大桟橋に停泊している「エクスプローラ」を見に行った。
University of Virginiaが主催しているということだけを調べただけであったが、この「洋上大学」に参加している学生(Stanford University and Albright College)と話す機会があり、その結果、全米の各大学から学生が参加しているということが分かった。カナダのHalifox (Nova Scotia) を出港し、スペイン、モロッコ、等を経由して約5ヶ月に亘る航海の途中に横浜港に立ち寄ったことを知る。

帰宅してウェブサイトを調べて分かったことだが、この「洋上大学」には、Undergraduates以外にもNon-traditional StudentsやLifelong Learnersも参加しているという。非常に羨ましい限りだ。 もう一度Undergraduateに戻れるならば、mailto:Semester@seaぜひ参加してみたいと思う。

人それぞれであるが、年齢を重ねてくるに従って一つの分野に集中して何かを学ぶパターンと、いろいろな分野について学ぶパターンがあると思うが、私は、どちらかというと後者に属するであろう。

今年の後半になって、東京大学が主催する「公開講座」(5回連続)やKEKが主催する「公開講座」に参加してみたが、素粒子以外にも、物性・物質に関連する分野(例えば、ソフトマター)や、医療に関連する分野(再生医療或いは加速器を利用した粒子線治療)に興味を覚えた。

時間を利用してこれらの分野についても独学で勉強して知識を得たいと思っている。

Semester@seaに参加している学生と話してみて、Undergraduateのときの自分を思い出した。そのときは、三次元(3D)のコンピュータ・グラフィクスに興味を持っていたが、どうやらその分野の研究者を加速器を利用した粒子治療の分野では、必要としているようである。私があと35歳若ければ、躊躇することなく、この「加速器を利用した粒子線治療の研究」を行ってみたいと思う。

因みに、この分野の最先端を行く諸国は、日本を筆頭に、ドイツとイタリアであるという。何やら第二次世界大戦のときの「三国同盟」の記憶を呼び起させるような最先端を行く研究分野でもある。

2010年11月3日水曜日

GlobalPhotowalk@KEK


2010年8月7日、筑波にあるKEK(高エネルギー加速器研究機構)で開催されたGlobalPhotowalkに参加した。

このイヴェントは、世界の5ヵ所にある代表的な加速器施設(Fermilab,CERN,TRIUMF,DESY,KEK)において、各国で応募した参加者が加速器の写真を撮影し、撮影した写真をコンテストに提出して各国の代表作品を選び、そして、5ヵ所のそれぞれで選ばれた代表作品の中から、所謂、世界の中の代表作品を選ぶというものである。

このイヴェントに参加するために急遽デジタルカメラを購入したが、残念ながら撮影した写真は、代表作品には選ばれなかった。しかし、このイヴェントに参加した別の理由は、KEKの代表的な素粒子検出装置である「BELLE」を間近に見たり、直接触ったりすることができるかもしれないという期待感であった。実際、今回のイヴェントでは、我々は、特別に長い時間に亘り、かつかなり自由に「BELLE」装置の施設内を見ることができた。案内してくれた研究員の方によると、通常の見学ツアーでは、そこまで自由に「BELLE」装置を見ることが不可能であるとのこと。

「BELLE」は、2008年にノーベル物理学賞を受賞した益川・小林両教授の理論を検証した実験データを得ることに成功した装置として知られている。

今回のGlobalPhotowalkでは、素粒子実験装置の素晴らしさを身近に体験することができた。一時は、素粒子の実験を行う計画で、大学院として、入学を許可されたUniversity of Michigan @Ann Arborを選択したことがある。しかし、最終的には、大学院としてUniversity of North Carolina @ Chapel Hillに入学することを決め、大学時代から行っていた加速器を利用したAtomic Collisionの実験を継続して行うことにした。この選択は決して間違っていたとは今でも思っていない。同じ研究室の同僚は、Ph.D.を取得後、フランスの大学で核融合のための「プラズマ」の基礎研究を行っている。この分野の基礎研究は、今でも私が最も興味がある研究だからである。

ここにきて、再び科学全般、特に素粒子物理学(+加速器)、宇宙の起源(ダーク・マター、ダークエネルギー等)、そして、医療(再生医学)に興味を覚えてきた。しかし、これらの分野に限定されずに、いろいろな公開講座に参加して、もっと知識を蓄積していきたいと思っている今日この頃である。

2010年6月25日金曜日

横浜・山手の西洋館散策2

2010年6月20日(日)

「2010山手西洋館フェスタJUNE 花と器のハーモニー」が開催されている横浜・山手の西洋館を訪れた。今日が最終日であることをすっかり忘れていたが、幸いにも、このラスト・チャンスを逃さずに済んだ。

「インテリア・デザイン」は、子供の頃から大好きで、その中でも、「テーブル・コーディネート」は、「食器類」を中心として、「フラワー・アレンジメント」も含めて、最も興味があるテーマの一つである。

今日は、石川町の駅から郵便局の脇の坂道を登って「イタリア山」の方から歩くことにした。最初に立ち寄ったのは、「ブラフ18番館」。隣接している「外交官の家」と共に、庭が大変に奇麗なところである。また、庭からは、「ランドマークタワー」等が眺められる。JR根岸線の石川町駅のトンネルを抜けたところからもそれらの建物を垣間見ることができる。

「ブラフ18番館」におけるテーマは、「ティータイムへの誘い」である。英国風の雰囲気が漂うテーブルコーディネートが大変に奇麗で印象的だ。特に、御菓子の取り合わせは、注目に値する。「ブラフ18番館」では、部屋毎にテーマを変えて独自のテーブル・コーディネートが施されていて、一休みして「紅茶」を御馳走になっていきたいような気分にさせてくれる。「小嶋いずみ」さんという女性がコーディネーターである。また、フラワー・コーディネートは、「平井昭臣」さんという男性コーディネーターで、「紫陽花」や「バラ」などの季節の花が奇麗にアレンジされていて、こちらも雰囲気が素晴らしい。御二人のコーディネートが見事に調和したデコレーションとなっている。

続いて、「外交官の家」に立ち寄る。ここでのテーブルコーディネートは、和洋折衷のような食器の取り合わせで、落ち着いた雰囲気を醸し出している。御食事を御招待して戴ければ一緒に楽しみたいようなデコレーションである。

「山手カソリック正教会」の前を通り、「フェリス女子学園中学校・高等学校」を経由して「ベーリック・ホール」を次に訪れた。 「ベーリック・ホール」の中に入った瞬間に、「赤ワインのフレグランス」の香りが、強烈な印象をもたらした。それに反して、デコレーションは、あまり印象的ではなかったが。

続いて、本当に久し振りに、元町公園にある「エリスマン邸」を訪れてみた。ここでは、「萩ガラス」の「緑色」を基調とした「器類」が大変に印象的なテーブル・コーディネートであった。女性ガイドの方に「萩ガラス」についていろいろと説明をして頂いた。そして、今回は、「エリスマン邸」の「喫茶室」に立ち寄り、「モーニング・ティー」を楽しんだ。隣接する木々の緑が鮮やかで、心が本当に落ち着く。「山手111番館」の「喫茶室」と共に、山手の洋館散策の途中で、立ち寄る「モーニング・ティー」の場所に加えることにした。

その後、バラの花がまだ咲いている「山手111番館」と「横浜イギリス館」にそれぞれ立ち寄ったが、やはり「ブラフ18番館」のテーブル・コーディネートが最も私好みであった。

横浜・山手の洋館では、コンサート以外にも、様々なイベントが開催されていることを今回の散策で認識した。今度は、クリスマスの時に訪れてみたいと思う。きっと素晴らしいデコレーションで飾られた洋館を鑑賞することができる思う。

2010年6月2日水曜日

Old Executive Office in Washington D.C.

成田新東京国際空港からANAの直行便で『Washington Dalles International Airport』(ワシントン・ダレス国際空港)に到着した。空港には親友のDaleが到着ロビーで出迎えてくれた。久し振りの再会である。到着後、Springfieldにある彼の家に行き、いつも利用させてもらう客室に荷物を置いてから着替えをした。その後、Living Roomで暫くDaleと話をしてからSheilaの仕事先を訪れる。それからDaleの息子Alexが通っている高校に行き、Alexが取っているJapanese ClassでGuest SpeakerとしてJapanについて英語でSpeechし、Q&Aも行った。不思議ととてもリラックスできた。

Daleは、現在、再びDepartment of Stateに戻って勤務しているがPresident Clintonの政権下では一時National Security Council(NSC)に勤務していた。Dale宅に滞在している間、Daleの計らいで現在NSCに勤務しているJoanne(Daleの元同僚)に特別ゲストとして『Old Executive Office』を案内してもらった。

Daleが使っていた『Old Executive Office』の部屋の窓からは、『Jefferson Memorial』と『Washington Monument』がほぼ直線上に配置された状態で眺めることができる。この部屋は、『Old Executive Office』では人気がある部屋で今でも皆の憧れの部屋であるという。

その後、『White House』も案内してもらった。『White House』は、私個人としては二度目の訪問になるが、今回は、特別に"West Wing"、"Rose Garden"、"Press Center"、"Oval Office"(中には入れなかった)にも案内してもらった。その中でもとりわけ、"Oval Office"にあったPresident Clintonが外国を訪問した際に各国から贈呈されたMilitary BudgesのCollectionが印象的であった。

Daleの家に二泊した後、DaleとAlexに見送られて、ワシントン・ダレス国際空港からRaleigh-Durham(ローリィー・ダーラム)国際空港行きのユナイテッド・エクスプレスに搭乗した。

2010年5月3日月曜日

横浜・山手の西洋館散策1


2010年5月3日(日) 久し振りに横浜・山手の西洋館を訪れてみた。愛犬がいたときには車を利用して毎週末の早朝に一緒によく散歩した場所の一つでもあった。

今日は、いつものように「元町」商店街を通り、「ウチキパン」の脇の坂道を昇り、「外人墓地」まで上ってきた。この坂道は、約38年前に初めて訪れたときと比べると随分と変わってしまったものである。
坂を上り切ったところの左手に「アメリカ山」公園があり、入ってみることにした。
「アメリカ山公園」からは、「マリンタワー」や「人形の家」がよく見える。近くを首都高速が走っているが、比較的静かな場所である。今日は、連休の一日とあってか、売店スタンドがいくつか出ていて、コットンキャンディ(綿飴)やホットドッグ等を売っていた。
そして、「外人墓地」から「フェリス女子学院中学校・高等学校」を経由して「山手カソリック教会」までの散策ルートを、いくつかの洋館を眺めながら歩いて行く。途中、「元町公園」で一休みするのが私のお決まりのコースである。

「元町公園」のちょうど向い側には、先日火災の後、再建された「山手聖公会」(Episcopal Church)であり、今日は、バザーが開催されていて、教会のホールが公開されていたので、中を見学することができた。

山手の西洋館の中でも、特に優れている「ベーリック・ホール」(Berrick Hall)を本当に久し振りに見学した。この邸は、アメリカ人建築家J. H. モーガンによる設計で、イギリス人貿易商B. R. ベリックの邸宅として、第二次世界大戦前まで実際に住宅として使用されていたものである。昭和31(1956)年に遺族より宗教法人カトリック・マリア会に寄付されたもので、戦前の横浜山手外国人住宅として現存するものの中でも最大規模を誇る建物である。

「べーリック・ホール」は、600坪の敷地に建てられていて、全体としては、スパニッシュスタイルで纏められている。庭も私好みのシンプルなもの。 邸の内部は、各部屋が広々と創られていて、リビングルームやベッドルーム等、米国ヴァージニア州に在住している米国人の友人宅を訪れたときのような雰囲気があり、懐かしい思いがした。 また家具や調度品、等は、米国ノースカロライナ州の旧州都New Bernにある旧州知事邸Tryon Palaceのもの似ていて、落ち着いた雰囲気がある。週末にはコンサートも開催されているらしいので機会を見て訪れてみようと思っている。
その後、「山手カソリック教会」に行き、「マリア像」を訪れた。ここの「マリア像」は、私の好きなマリア像の一つで、礼拝すると本当に心が落ち着く。
久しく山手の洋館歩きから遠ざかっていたが、これを機会に再び洋館巡りの散策を楽しんでみたいと思う。和式とは、また違った趣があり、それなりに心が和むものがある。

2010年5月2日日曜日

「Newにっぽん丸」船内見学会


2010年3月21日(日)横浜・大桟橋で開催された商船三井の「ドルフィンス・クラブ」会員限定の「Newにっぽん丸」見学会に参加した。

装いも新たになった「Newにっぽん丸」は、それまでの「純白」の船体が「ロイヤル・ブルー」の優雅な色彩に変えられていた。

今回のリニューアルで最も気になった点は、やはり6レベルの船尾側に設けられた「ダイニング・テラス」である。これは、以前から「にっぽん丸」に対する私の密かな願望であった。これがあれば、朝陽の昇る様子や或いは航跡を眺めながら心地よい潮風の中で朝食を味わうことができるからである。

次いで、7レベルに新たに設けられた「ホライズン・ラウンジ」及びそれに続く「ホライズン・デッキ」である。今迄の「にっぽん丸」では、「ブリッジ」の見学時以外は、船首側の高い位置からの眺望を楽しむことができなかったが、これらが設けられたことにより、ゆったりとした雰囲気の中で船首側の風景を楽しむことができるようになった。多島海である「瀬戸内海」の景色を楽しんだときのことを思い出すが、そのときにこれらの設備があったならば、もっと美しい瀬戸内海の景色を違った角度から楽しめたかもしれないと思うと、ちょっと残念な気持ちである。
「瀬戸内海」をクルーズしたときの「航海日記」からの抜粋を以下に示す;

 今日は、終日航海日。村上船長の計らいで、快晴の下、「瀬戸内海の島巡り」が行われた。「スカイデッキ」(8レベル)の「デッキチェアー」に横になり、爽やかな潮風に吹かれながら、穏やかな瀬戸内海の「島並み風景」を満喫する。いつとはなしに、「瀬戸の花嫁」のメロディーを自然に口ずさんでいる。見所では、必ず村上船長が船内放送をして説明してくれる。「にっぽん丸」に乗っていてよかったなぁと思う瞬間である。
 しばらく「スカイデッキ」の「デッキチェアー」で休んだ後、「プロムナードデッキ」まで降りて行くと、大勢の船客が綺麗な瀬戸内海の景色を眺めている。キャビンに戻って一休みする。キャビンの「舷窓」を通して、日本軍毒ガス製造の島として知られている「大久野島」を初めて海上から見ることができた。更に、一度は、訪れてみたいと思っている「大山祇神社」がある「神の島」として知られている「大三島」も「にっぽん丸」の船上から見ることができた。船体が大きな客船では、このようなサービスは得られない。やはり瀬戸内海をクルーズするには、2万トン級の客船がよい。ハード面では、「飛鳥Ⅱ」に劣るが、やはりソフト面では、商船三井の「にっぽん丸」に軍配を上げたい。
 同属会社が運行する「ふじ丸」で「尾道」へ来たときに、「三原」の「糸崎港」に停泊していた「ふじ丸」の船上から眺めた「灯台」がちょうど右舷側に間近に見えてきて、「にっぽん丸」がそのすぐ傍を通過していった。また、船首側には、「糸崎港」の姿をはっきり見ることができる。そして、遥か彼方には、「尾道」の遠景を眺めることもできる。「にっぽん丸」は、「尾道水道」には入らずに「因島大橋」を通過した。

以上は、瀬戸内海を「にっぽん丸」でクルーズしたときの様子である。
さて、「Newにっぽん丸」のリニューアルに話を戻そう。 同じ6レベルでは、「プールサイド」に、「リドテラス」が設けられ、飲み物を飲みながら「リドデッキ」から海の眺望を楽しむことができるようになった。 そして、食事の面では、「寿司バー」が新たに設けられたことであろうか。「にっぽん丸」伝統の美味しい食事は、メイン・ダイニングの「瑞穂」、そして新たに設けられたプレミアム・ダイニング・ルーム「春日」でそれぞれ味わうことができるようになった。
但し、「春日」でのディナーは、特定のクラスのキャビンの船客に限定されているが、空いていればステートキャビンの船客でも有料で利用することができるということだ。これにより、ディナーのバリエーションがこれまので「にっぽん丸」と比べて大幅に広がった。

キャビンも、テラス付きのキャビンが新設された。最も注目されるのは、シングル用のデラックス・キャビンが新設されたことである。これにより一人でも船旅が楽しめるようになった。これは、「Newにっぽん丸」のメリットの一つである。 しかし、パブリックスペースを利用することを目的としている私としては、キャビンは、どのレベルでもよいと思っている。

上記以外にも今迄の「にっぽん丸」と比較して、変わった点は多々あるが、今回のリニューアルで私自身は、大満足である。 大海原で波の音を聴き、昼間の美しい景色や夜空に輝く星を眺め、美味なる食事を楽しんで、「デッキゴルフ」をプレイできれば、「Newにっぽん丸」でクルーズすることのこれ以上の喜びを、私として求めるものではない。

2010年4月11日日曜日

Michael Sandel Class Program at NHK

NHK Educational Channel (TV) has been showing very interesting program since this March.

The program is called as “Justice”, which is the one of the popular classes taught at the Sanders Theatrea, which is a historical buiiding on the campus at Harvard University, and it is also popular for much wider audiences via the Internet.

The class “Justice” is taught by Professor Michael Sandel of Harvard University and the field is categorized as “public philosophy” or political philosophy, which is centered at the utilitarianism, with the principle of utility, for aiming at producing the greatest amount of happiness and preventing the greatest amount of unhappiness.

Professor Sandel style is to ask the students to choose one answer or response among a couple of prospective answers or responses for the specific question or situation, and the reason why they have chosen their answers or responses by providing their supporting facts or ideas to other students or to Professor Sandel, so that Professor Sandel gives the students his opinion from either a different angle or an agreeable angle depending on the further response from the students to his added questions.

This program can be seen via the Internet, without watching the NHK TV program, but I will follow the TV program until it will end to broadcast on June. I will strongly recommend this program for the prospective students who are planning to study at any of the universities or colleges in the United States of America, so he/she could get some extent of a classroom atmosphere taught there, although this program is taught at Harvard University.

It should also be noted that the debating skill is a very important in the advanced classes, such as the classes for the honor students, at public universities or private universities, or private liberal art colleges, having much small size of classes, each requiring the debating skill in class room for the discussions.

2010年2月15日月曜日

人形浄瑠璃 文楽1

2010年2月11日(木)祝日に、「吉田簑助文化功労者顕彰記念」と銘打った「文楽」公演を東京・国立小劇場で観た。
「淡路島」で「人形浄瑠璃」を初めて観てから、いつか本格的なものを観劇したいと思っていたが、漸くその機会が訪れた。
<第一部>(11時開演)の公演は、四季の風物詩を舞踊化した「花競四季寿」(はなくらべしきのことぶき)と、能の「景清」を基にした「嬢景清八嶋日記」(むすめかげきよやしまにっき)の二つの演目で構成されている。
「花競四季寿」は、床に大夫6名、三味線6名が勢揃いして、まるで「歌舞伎」の舞台を観ているような気分になる。
大夫・才蔵の春の「万才」、夏の「海女」、秋の「関寺小町」、そして冬の「鷺娘」という4部構成で、大夫を吉田勘弥、「才蔵」を吉田勘緑、「海女」を豊松清十郎、「小町」を人間国宝の吉田文雀、そして「鷺娘」を吉田和生がそれぞれの人形を操っている。いずれも素晴らしい人形の操りの演技である。
この中でも特に、「関寺小町」を操った吉田文雀と、「鷺娘」を操った吉田和生の人形の演技が大変に素晴らしかった。
特に、「関寺小町」を百歳の小野小町を想定しての仕草や感情表現の卓越した演技と、「鷺娘」の雪景色を背景として奇麗な衣装と傘を用いた見事な程に美しい舞には、初めて人形の演技に見惚れてしまった。
「嬢景清八嶋日記」では、「景清」を吉田玉女、「娘糸滝」を桐竹勘十郎がそれぞれ操った。この劇では、<日向嶋の段>から大夫として「切場語り」の豊竹咲大夫、そして三味線には鶴澤燕三の組合せ。迫力ある「語り」と切れ味が鋭い見事な三味線の「音」をそれぞれ聴かせてくれる。
<日向嶋の段>では、吉田玉女が盲目の「景清」を見事に操り、人形とは思えないような素晴らしい演技を観せてくれた。
どうやら「人形浄瑠璃・文楽」の虜になってしまったようである。興味がある演目があったらまた観劇したいと思う。

2010年1月30日土曜日

2010 Romancecar


2010年1月9日(土)今年、「寒川神社」に新年の参拝をした帰りに、「秦野」へ行くことにした。宮山駅から相模線に乗り厚木駅まで行き、小田急線に乗り換えて本厚木駅へ向う。
急行の前にロマンスカーが来るというアナウンスされた。ロマンスカーの次の停車駅が「秦野駅」であることを知り、早速、券売機でロマンスカーの特急券を購入する。どのようなロマンスカーが来るのか楽しみであったが、「さがみ69号」は、10000形HiSEの展望車付きロマンスカーで、子供の頃に憧れた3100形の流れを継承するロマンスカーである。
座席は、10号車であったが、進行方向右手に位置した座席の車窓から丹沢山系の主峰「大山」が眺められる。そんな景色を眺めていたら子供の頃の「電車好き」が心に蘇ってきた。
いつかロマンスカーの展望席に座ってみたいと子供の頃に願っていたことを思い出した。そこで翌日に思い立ったのが、展望席に座って「箱根」へ行くという計画。早速、「ロマンスカー@club」に入会してインターネットで展望席の予約をした。
しかし、1月20日になって7000形LSE及び10000形HiSEに車両の不具合が見付かり、当分の間運休するという発表があった。予定の乗車日までに復旧するか否かちょっと心配である。
そこで、帰りの交通手段としてロマンスカーの50000形VSEの展望席を予約した。これは、前から2列目であるが、夜なので景色や雰囲気も一変するであろうと思う。これで往路或いは復路の少なくとも一方で展望車付きロマンスカーに乗車することができる。今から楽しみにしている。