2011年3月21日月曜日

The Robosome: Structure, Function & Evolution

I have just received an email from NASA Astrobiology, annoncing the 2011 Suddath Symposium on the Robosome at Georgia Tech, which will be held on April 1st and 2nd in 2011. This symposium can be participated remotely via the Internet, upon the registration. I personally look forward to participaing in this symposium through "Virtual Hallway Conversation".

The outlines of Announcement is as follows: (copy from the email)

The robosome is a molecular machine that is responsible for protein synthesis in all living cells, and this indespensable component of life, which contains both RNA and proteins from distantly related organisms suggests that the origin and evolution of protein symthesis remain imprinted in present day robosomes, providing a "rewidable" molecular recording of early evolution that appears to go all the way back to the origin of life.

Because the ribosome is central to the biochemistry of all life, it is a major target for drug development. For example, the mode of action of many antibiotics is to inhibit translation or cause bacterial ribosome to make mistakes during protein synthesis.

Due to differences between bacterial and eukaryotic ribosimes, the result of billions of year of divergent evolution, drugs can be highly effective against bacterial ribosomes without causing appreciable side effects in human cells. Thus, studies of ribosome structure, function and evolution have scientific implications ranging from understanding the origin and early evolution of life to the development of novel pharmaceuticals.

In the meantime, 2009 Nobel Prize in Chemistry was awarded to the researches about "Ribosome". Since I'm very interested in the origin of life, I'm expecting that this symposium may provide some insights for this theme.

2011年3月18日金曜日

福島 原発事故

福島の原発事故が深刻化している。

放射線の線量が安全値を遥かに超えていて、大気汚染が広がり始めている。

大気汚染も深刻であるが、近郊海域の汚染もかなり深刻な問題になる恐れがある。

現状では、散水による原発事故からの復旧作業が行われているが、この作業は、「御慰め」程度と外国の一部メディアで報道されている。

実際には、放射線に関してどの程度、原発事故が深刻な問題なのかを、正確に知る必要がある。

政府、東電による情報の隠蔽、改竄がかなり気になるところであるが、外国のメディア等を介してより正確な情報を得るように心がける必要がある。この危機に関しては、日本のマスコミを全面的に信頼するわけにはゆかない。

2011年3月13日日曜日

地震・津波について

3月11日(金)
「天災は忘れた頃にやってくる」とはよく言われることであるが、東大地震研究所のニュースレターPLUS No.9 特集「プレート境界地震を理解し、発生予測へ」を読んでいて「地震発生のメカニズムとその探査方法」を通勤の電車の中で読んだその日に、歴史上最大の地震・津波が東北・関東地方で発生した。地震発生時は、ちょうどビルの6階にある勤務先で仕事中だった。勤務先でも、さまざまな事態が発生したが、今回の地震は、通常の揺れとは異なる揺れのように感じたので、自分の机の下に潜って暫く様子を覗うことにした。その後、何度も揺れたが、勤務時間終了間際まで仕事をした。

帰宅は、首都圏の鉄道網がすべてストップしてしまったので、勤務先に残ることも考えたが、翌日から週末だったので、徒歩で帰宅することにした。

都心部は、徒歩で帰宅する人で溢れている。道路は、自動車が動かない状態。緊急時には、緊急自動車が通れないような状況だ。

帰宅は、午後5時半から歩き始めて、夜中の午前3時頃。約10時間を要した。脚は、日頃歩いているので、あまり問題がなかったが、腰が痛くなってきたので、途中、休憩をもっと頻繁に行えばよかったと少し反省。

今回の体験で、(1)季節に関係するが、防寒用具を身に着けること、(2)携帯ラジオを持つこと、(3)軽食(非常食)を携帯すること(コンビニのおにぎり、パン類などは、売り切れてしまっていて皆無の状態だった)、(4)リュックに変更できる鞄を持つこと、(5)歩行しやすい靴を履くこと、の必要性を学習した。水は、コンビニ等で比較的容易に入手できるが、一応、携帯した方がよい。なお、ヘルメットを持っている人を何人か見かけたが、持ち物が増えてしまい、ヘルメットがかえって邪魔になっているようであった。

歩いている人々の中には、自宅までかなりの距離を歩く必要がある人も多く、その目的地を聴いていると途中で帰宅できなくなる可能性があるように思えた。

そのように途中で帰宅できなくなる可能性がある人々のために、帰宅途中に点在している公共施設、例えば、学校、等をもっと開放して、簡易宿泊或いは休憩のための施設として利用できることを、もっと事前に通達してほしい。私自身は、帰宅途中で、学校等の呼びかけを聴いて、そのような施設を利用できることを初めて知った。

トイレは、コンビニを利用できたが、公園等にも設置されているので問題はないと思ったが、道路に沿ってトイレの施設がある方がよいと思った。

なお、ファミリーレストラン等が平常通りの営業時間に基づいて閉店してしまっていて、食事をとったり、休憩したりするために、利用できない様子。緊急時には、利用できるように何らかの改善策を考えてほしいと思う。

緊急時の連絡等を含めて、今回の大地震・津波で多くの事を学ぶことができた。また、自宅の内部も様々な対策が必要な部分を認識することができた。

2011年3月6日日曜日

東大地震研究所 冬の公開講義

Mt. Asama

2011年3月6日(日)東大地震研究所の冬の公開講義「「火山学の今」を聴きに行ってきた。

様々な方法で、火山活動や地震を観測して研究を行っていることを、今回の講義では、知ることができ、また、火山活動のメカニズム、そして火山噴火・地震の観測の結果をどのように理解して行くのかという点についても、いろいろと勉強になった。

技術の進歩により、火山活動・地震の観測技術も進歩して、より多くの火山噴火のメカニズムが理解できるようになってきているようであるが、まだまだ未知の世界が多々あることは事実。

実験室で取得した実験データを理論と比較して、物理現象を理解して行くことができる物性物理の世界とは、対照的である。

地球が実験室そのものであって、その中身がまだ未知の世界に溢れている。そういう視点からも、素粒子や宇宙物理学よりも魅力に富んでいる。

地震や火山活動がより確実に予知できるようになれば、人間を含む自然界の生き物全体に対して大いに寄与することができる学問である。

大好きな物理学者・随筆家の「寺田寅彦」が東大地震研のメンバーであったことを知って、益々興味が湧いてきた。

2011年3月5日土曜日

超電導公開講座(高校生のための)


東京工業大学・科学技術振興機構が主催した「高校生のための超電導公開講座」に参加してきた。
会場は、日本科学未来館 MIRAICANホール。

講演者は、北澤宏一(科学技術振興機構・理事長)、福山秀敏(東京理科大副学長)、細野秀雄(東工大教授)、そして秋光純(青山学院大学教授)の4人で、日本そして世界の超電導研究のトップレベルの研究者である。

各講演者の講演の「超電導」に関する内容もさることながら、そのユーモア溢れる話の内容には、自然と笑みが浮かんでしまう程、時間があっという間に過ぎてしまった一日でした。

このようなトップレベルの研究者から直接最先端のトピックスを聴くことができる機会にも関わらず、あまり高校生の参加が多くなかったことがちょっと残念に思えた。やはり理系離れは、想像しているよりも深刻な問題なのだろうか。

物性物理は、私も実際に自分でセラミックスや超電導の研究に携わるまで、それ程興味を覚えなかった分野であるが、研究を始めると、物理、化学の両分野に係ってくるので、大いに楽しく感じた。

何度も繰り返しになるが、やはり量子力学は、本当に面白いと感じる。ぜひ早急に復習して行きたいと思っている。