2009年5月30日(土)
朝から曇り時々雨の天気だ。まだ花の盛りには時期がちょっと早いように思えたが、今日は、《明月院》の《姫紫陽花》を観に行くことにする。
朝から曇り時々雨の天気だ。まだ花の盛りには時期がちょっと早いように思えたが、今日は、《明月院》の《姫紫陽花》を観に行くことにする。
「北鎌倉駅」で下車して歩き始めるが、《明月院》の入口付近には既に警備員が二人待機している。どうやら今日あたりの週末から混雑するようだ。
「山門」へ向かう階段の両脇には、紫色の《姫紫陽花》が所々で綺麗に咲いている。予想していたよりもまだ人の出が少なかったのは幸いだ。ゆっくりと《姫紫陽花》を観賞することができる。
まだ大半の紫陽花が満開とは言えない状態であるが、その中でも既に咲いている《姫紫陽花》は、小雨に濡れて花の色がいっそう鮮やかに観えて実に綺麗である。
今日は、待望の《本堂後庭園》を観賞できるので、《本堂》の御本尊《聖観世音菩薩》を御参りした後、早速入園させて戴く。
《本堂後庭園》の側から《方丈》の「丸窓」を通してみる「枯山水の庭」も《さつき》の桃色の花が盛りでなかなか情緒があって綺麗だ。
鮮やかな濃い紫色の《花菖蒲》が咲き誇る《本堂後庭園》がある「明月谷」には、「不如帰」の鳴く声と「鶯」の鳴く声が木霊している。まるで深山に入ったような雰囲気だ。その《本堂後庭園》の一角には、数は少ないが美しく林立している杉木立があり、その根元に苔が生えて、山の上から清流が流れて何段かの「滝」を形成している場所がある。近くには、優しい御顔の「御地蔵様」が祀られている。ここが御寺の一部であることを思い出させてくれる。《本堂後庭園》を二度巡って退園することにした。
《本堂後庭園》を参拝した後、境内にある《月笑亭》で抹茶を頂くことにした。まだ色付いていない《姫紫陽花》が「やぐら」周辺のような「境内」のいたるところに多く見られた。これらの《姫紫陽花》が一斉に色付いたらさぞ綺麗だろうなと思われる。
《月笑亭》へ向かう途中で、散策されている人がちょうどその近くにいた庭師の人に「この花は何ですか?」と尋ねているのが聞こえた。その答えは、《夏ロウバイ》であったが、どこに咲いているものやら。
《姫紫陽花》ばかりを鑑賞していたので《夏ロウバイ》の場所を確かめなかったが、帰宅してから《夏ロウバイ》が可憐な花を咲かせているということを知り、ちょっと残念なことをしてしまった。
《月笑亭》入口の付近には、他の種類の紫陽花も咲いているが、さすがに《姫紫陽花》の数と比べればかなり少ない数なのであまり目立たないが、これらの紫陽花もなかなか綺麗な花を咲かせている。
《明月院》は、「北鎌倉」で私が好きな御寺の一つである。四季それぞれに訪れてみると、いろいろな花や景色にその都度出会えるので、本当にその素晴らしさを味わうことができる。6月上旬にもう一度訪れてみようと思う。
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