2011年1月22日土曜日

レース鳩(1)


今日は、JR総武線の錦糸町駅に行ってみた。
錦糸町駅は、以前、室内楽のコンサートをトリフォニーホールによく聴きに行ったので、北口は頻繁に降りたが、南口に降りたのは今日が初めてである。


目的は、レース鳩のお店として子供の頃から知っていたそのお店を訪ねてみて、もし鳩が展示されていれば、それを眺めてくる予定であったが、残念ながらお店は、応接室のようなセッティングになっていて、鳩はおろか、何の生き物も置かれていなかった。昔の鳥獣店のようにレース鳩が何羽かは飾られていた時代とは大いに違ってしまい、ちょっとがっかりした。その後、錦糸町の駅を通り、「東京スカイツリー」の方角、即ち、「押上」方面に向かって、レース鳩で有名な鳩舎がある場所まで行ってみた。屋上には、写真で見慣れた立派な鳩舎が建っていて、通りからは、レース鳩の姿も少しではあったが見ることができた。この鳩舎のレース鳩は、レースのみならず、品評会でも優勝・入賞することで知られていて、私が兄と一緒にレース鳩を飼っていた当時から興味があった鳩舎の一つである。


近年、住宅事情により、都内やその近県では、レース鳩を飼育することが、かなり難しくなってきていることと併せて、レース鳩を飼育している年齢の大半が熟年層以上になっていて、若者がレース鳩を飼育する傾向がまったくないように思われる。また、鳥インフルエンザ等の病気が広がり続けていて、鳩を飼育すること自体、かなり難しい状態になりつつあり、飼育するためには、餌代等を含めてかなりの経費が必要になる。加えて、レース鳩が全体的に高価になってしまい、昔のように、一般庶民が手軽にレース鳩を購入して飼育しながら、レースを楽しめる状態ではなくなってしまった事にも原因があるように思える。


私も委託レースに参加してみたいが、レース鳩(種鳩)を飼育できるような環境に住んでいないために、そのような願望は断念せざるをえないが、品評会等が開催された折りにレース鳩を見に行くことだけは、楽しみとして残しておきたいと思っている。

2011年1月15日土曜日

東京ピジョンフェスティバル@サンシャイン文化会館


「日本伝書鳩協会主催」の「2011年度東京ピジョンフェスティバル」を池袋のサンシャイン文化会館で見てきた。
久しぶりに日本で活躍しているレース鳩の精鋭達を直接見ることができたが、私がレース鳩を飼育していた頃とは、出陳されている鳩の姿、特に眼の特徴が異なっていることに気付いた。そして、その特徴部分が、出陳されていた鳩全体に共通していることにも驚いた。

いわゆる「在来系」のレース鳩が、レースからそして品評会からもほとんど姿を消しているのだが、「南部系」、「今西系」、「勢山系」、「松風系」、「ときわ系」、等の在来系(特に、所属していた連合会の関係から、ときわ系、秋風系、渡海系が中心)を飼育して兄と共にレースを楽しんでいた私にとっては、最近のレース鳩の画一化された眼にはちょっと違和感を覚えた。これは、日本におけるヨーロッパ、特にベルギー、オランダのレース鳩の大量の輸入と普及によるものだろう。
もっとも、40年以上前の体験を基に話をしているのだから時代の流れによってレース鳩の特徴も変化することについては無理もない。しかし、レースの成績だけ(すなわち、スピードだけ)を追求して、長い年月を掛けて改良してきた在来系の一つの特徴である「粘り」の性格を持ち、そして「美しい眼」のレース鳩が鳩界からその姿をほとんど消してしまったことは大変残念に思う。
参加した鳩レースの中で、最も記憶に残っているのは、やはり東京地区ナショナル「大沼公園」700Kレースである。参加させた鳩(秋風系)が東京地区で総合50位、連合会で7位に入賞して、上野にある日本鳩レース協会の会館での表彰式に参加したことだ。このレースは、初めての津軽海峡越えのレースで、翌日の早朝に鳩が帰還したことを覚えている。その後、木古内700Kや長万部800Kでも鳩を帰すことができたが、やはり大沼公園のレースが最も印象に残っている。
思い出として記憶に残っていることの一つに、当時、太田誠彦さんが出版していた「ピジョン・ダイジェスト」という鳩の雑誌のプレゼントに応募して、京都の重鎮、並河靖さんの作出した鳩が当選した。しかし、条件として、血統書が付かないというものであった。暫くすると、駅の日通から「鳩が届いているよ」との連絡があり、急いで取りに行った。そして、箱を開けてみると、「あれ、ずいぶん斜視気味な眼の鳩だなl」というのが最初の印象であった。当時、上述したように、綺麗な眼をしている鳩が多かったので、斜視気味の眼の鳩は、どうも好きにはなれなかったのだが、並河靖さんの作出鳩ということで飼うことに決めた。
我々兄弟がレース鳩の飼育を止めたときに、飼っていた鳩の全てを兄の知人の鳩舎に譲り受けてもらって飼って戴くことにした。また、兄の名前でその知人が属している「鳳競翔連合会」にも入会して、鳩協の委託レース等に参加していた。そして、ある日、嬉しいニュースが入ってきた。それは、あの並河靖さんから頂いた鳩の直仔が文部大臣杯レースに優勝したとのこと。今となっては、並河靖さんにその鳩の血統をお聞きすることもできなくなってしまったが、短・中距離においてかなりのスピード系の鳩であったらしい。

レース鳩の思い出は、まだたくさんあるが、それらについては、機会を見て書き込んでいきたい。

2011年1月1日土曜日

A Happy New Year 2011


2011年1月1日
いよいよ新年が始まりました。今年も恒例の「磯子七福神巡り」を元旦に行い、晴天の下、歩くリズムも快適に、約2万歩を無事に走破してきました。日頃の約1万~2万歩の歩行で鍛えているので脚はいたって健全です。


また今年は、妻と自分の健康に十分留意して、「健康第一」をモットーに過ごして行きたいと思っています。そして、二人の健康に関連する医学の分野の知識を、米国の大学の研究機関等のウェブサイト或いは文献等を通じて深めて行きたいと考えています。


学術的な知識としては、特に興味がある医療の分野では、「加速器を利用した重粒子治療」があります。これは、自分が研究していた「加速器を利用した原子ー重イオン衝突」の研究を応用している分野の一つです。


また、物理に関しては、「量子力学」を再度マスターすべく、その歴的な発展を背景として学習して行く予定です。そして、去年よりも多くの「講演」を聴きに行き、より多くの知識を吸収するつもりです。特に、CERNの実験に関連した素粒子物理学についても知識を増やしたいと思っています。