くしろ地域ブランドファンクラブ
「神々からの贈り物フェア」
期間:2014年2月15日(土)10:00~18:00
16日(日)10:00~16:00
会場:東京駅南口(丸の内側) JPタワーB1東京シティアイ
初めてお会いしたにも関わらず、齊藤先生とはすぐに打ち解けて「猛禽類」に関する会話が弾む。
会場には、代表的な猛禽類の「オオワシ」、「オジロワシ」、そして「シマフクロウ」のそれぞれの羽根(実物)や、「シマフクロウ」の卵(実物)がテーブルに無造作に置かれていて、それらについて先生がいろいろと説明して下さった。(羽根や卵を会場に持ち出すために「環境省」の許可を得るのが大変だったこと、等の裏話を含めて)。
羽根を手で直接触ることによって、異なる種類の猛禽類の羽根の質が全く異なることが理解できた。また、どの羽根が飛翔の際に、推進力をもたらすのか、等、齊藤先生が説明して下さった。
とりわけ、「シマフクロウ」の羽根が、茶道具として珍重されていることを伺った。茶の湯を沸かすための釜に炭入れを行う際に、こぼれた炭の破片を拭くために用いるのだとか。
特定の鹿革で作られた長手袋は、昔、武士が着用した「甲冑」に用いられていたものと同様の皮であるという。その皮は、猛禽類の爪が貫通しない程、丈夫なものだという。
「シマフクロウ」の幼鳥に餌を与えるためのマスクは、そのマスクの羽毛面の模様がかなり精巧に作られていて、一つの芸術品である。
いろいろなお話を伺いたかったが、パブリック・イヴェントの場所なので、私が齊藤先生を独占するわけにもいかず、いつか機会を見て「釧路」にある「猛禽類医学研究所」を訪れた際に、齊藤先生からゆっくりお話を伺いたいと思った。