2009年10月17日(土)
今日は、「筑波大学」春日キャンパスで開催された、KEK(高エネルギー加速器研究機構)が主催する「公開講座」に参加した。平成21年度のテーマは、『ノーベル賞の先の未来へ』。
講義内容
(1)「超伝導技術が拓く先端加速器科学」
高エネルギー加速器研究機構 共通基盤研究施設 教授 山本 明
(2)「全てのイオンを加速するデジタル加速器」
高エネルギー加速器研究機構 加速器研究施設 教授 高山 健
講義の時間は、質疑応答の時間と休憩時間を含めて13:00~16:30の約3時間半。TPのプリントアウトが事前に配られ、講義は、そのTPの内容に沿って説明されるので、ノートを取る必要がない。その分、講義に集中できる。両講師ともに日本及び世界におけるその道のエキスパートであり、充実した内容の、素晴らしい講義を行って下さった。
山本教授の講義は、「超伝導」というテーマであったが、期待していた「ILC」の「超伝導空洞」については講義時間の関係であまり触れられなかったので、質疑応答時に「ILCの超伝導空洞に関するKEKの開発状況と世界の開発状況」について質問をした。「ILC」の実現を希望するものとして、これは、今、私が最も関心を抱いているテーマである。
今朝オーストリアから帰国されたというのに、高山教授は、その疲れを微塵だに見せないで講義をされた。技術的に予備知識がなかった高山教授の「誘導シンクロトロン」は、その講義を聴くうちに興味を覚えてきた。この講義のお陰で「サイクロトロン」や「シンクロトロン」の基本原理を復習も兼ねて十分に理解できたと思う。あらゆる種類の重いイオンを加速できる「誘導シンクロトロン」の応用の一つに《核融合》がある。これは、個人的に興味を覚える応用分野である。また「遺伝子」や「DNA」等の「ゲノム」への応用に対しても興味が湧いた。その他、「環境」や「自然」に対する応用等も示され、「加速器技術」が幅広い分野に適用可能であることを知ることができた。
KEKを訪れてから、「加速器」そのもの(そのメカニズム、電子機器、測定装置、ビーム工学、等)について大変に興味を覚えてきた。私自身もう少し若かったならば「加速器工学」をぜひ勉強してみたいと思っている。
受講者の中に、高校一年生の女の子がいた。「加速器」の分野に興味を抱いている若い人の将来が本当に楽しみである。
時間的に可能であれば、講義を終えた後、実際の装置をKEKで見学することが最も効率的に装置を理解することができると思う。これは、ぜひ実施してもらいたいと考えている。
2009年10月20日火曜日
2009年10月7日水曜日
中秋の名月
2009年10月3日(土)
今夜は、十五夜「中秋の名月」である。北鎌倉「東慶寺」の「本堂」で開催された「お月見の夕べ」を妻と二人で観賞した。
「本堂」に入りきれない観客は、「方丈」で観賞することになったようだ。
普段「本堂」に上がることができないので、この機会に「本堂」に祀られている御本尊「釈迦如来像」、開祖「覚山尼像」、第5世「用堂尼像」(後醍醐天皇の皇女で護良親王の姉)、第20世「天秀法泰尼像」(豊臣秀頼の息女で家康の孫娘・千姫の養女)を間近で拝むことができた。
会の開始と同時に、御住職と二人の僧侶による「般若心経」の読経があり、更に「月光菩薩」に対するお祈りがあった。生まれて初めて御寺で「十五夜」を迎えたが、主役のお月様は、まだ雲に隠れている。演奏会が終わる頃までには、その美しいお姿を見せてくれるとよいのだが。
読経の後、境内の鈴虫の鳴声に誘われるように、「月」という篠笛独奏曲を吹きながら和服姿の「川村京子」さんが静々と登場する。
演奏は、全部で三曲。最初の曲は、御琴のみの独奏「乱 乱輪舌」。二曲目は、「四季曲」、そして三曲目は、「Kizu」。二曲目と三曲目は、川村さんの歌と共に御琴の音色を楽しむことができた。
特に、三曲目を演奏する前頃からは、お月様がその姿を見せて、演奏もお月様の方向に転換して行われた。
演奏が終わり、「本堂」を出るときに、本堂脇にある「池」の水面に綺麗なお月様が写っていた。なんと素晴らしい光景であろうか。 「十五夜・中秋の名月」を「東慶寺」のお庭で十分に堪能することができた。
普段では入山できる時間帯ではないのだが、 夜七時頃の「東慶寺」の境内は、「ぼんぼりの灯」のような照明で照らされていて、「古都・鎌倉」の情緒が殊の外漂っていた。
妻と二人で、久し振りに古都の風を楽しむことができた。
今夜は、十五夜「中秋の名月」である。北鎌倉「東慶寺」の「本堂」で開催された「お月見の夕べ」を妻と二人で観賞した。
「本堂」に入りきれない観客は、「方丈」で観賞することになったようだ。
普段「本堂」に上がることができないので、この機会に「本堂」に祀られている御本尊「釈迦如来像」、開祖「覚山尼像」、第5世「用堂尼像」(後醍醐天皇の皇女で護良親王の姉)、第20世「天秀法泰尼像」(豊臣秀頼の息女で家康の孫娘・千姫の養女)を間近で拝むことができた。
会の開始と同時に、御住職と二人の僧侶による「般若心経」の読経があり、更に「月光菩薩」に対するお祈りがあった。生まれて初めて御寺で「十五夜」を迎えたが、主役のお月様は、まだ雲に隠れている。演奏会が終わる頃までには、その美しいお姿を見せてくれるとよいのだが。
読経の後、境内の鈴虫の鳴声に誘われるように、「月」という篠笛独奏曲を吹きながら和服姿の「川村京子」さんが静々と登場する。
演奏は、全部で三曲。最初の曲は、御琴のみの独奏「乱 乱輪舌」。二曲目は、「四季曲」、そして三曲目は、「Kizu」。二曲目と三曲目は、川村さんの歌と共に御琴の音色を楽しむことができた。
特に、三曲目を演奏する前頃からは、お月様がその姿を見せて、演奏もお月様の方向に転換して行われた。
演奏が終わり、「本堂」を出るときに、本堂脇にある「池」の水面に綺麗なお月様が写っていた。なんと素晴らしい光景であろうか。 「十五夜・中秋の名月」を「東慶寺」のお庭で十分に堪能することができた。
普段では入山できる時間帯ではないのだが、 夜七時頃の「東慶寺」の境内は、「ぼんぼりの灯」のような照明で照らされていて、「古都・鎌倉」の情緒が殊の外漂っていた。
妻と二人で、久し振りに古都の風を楽しむことができた。
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