2012年12月24日(祝日)
今年も恒例の横浜・山手「洋館」に「クリスマス・デコレーション」を見学に行ってきた。今回は、暦の関係で「振替休日」となった「クリスマス・イヴ」に行くことができ、大勢の人が「洋館」の「クリスマス・デコレーション」を見物に来ていた。最初に立寄ったのは、例年通り「ブラフ18番館」で、ここで見たテーブルセッティングが大いに気に入った。
テーマ; 今、輝き放つ「ノスタルジック」なクリスマス
ヨーロッパの東西南北を結ぶ接点である「オーストリア」、全ての道は「ウイーン」に通じ多彩な文化・芸術が発展しました。今年は、芸術家「グスタフ・クリムト」の生誕150周年の年。芸術と伝統文化を育んだ国の最も幸せで大切なクリスマスシーンを演出します。
「薔薇」は、ギリシャ神話の昔から“美”と“愛”のシンボルとして多くの詩人や音楽家に賛美され、画家は貴婦人を描くとき、そのかたわらにそっと「薔薇」を添えるのが慣わしであった。
13世紀から700年にわたってヨーロッパ全域に権勢を振るったハプスブルク家でも、代々「薔薇」のモチーフに特別な愛着を寄せ、「薔薇」が描かれたディナーセットを使ってきた。
1864年、皇帝御用達の旧「ヴィエナ」窯が閉鎖されたとき、皇帝フランツ・ヨーゼフは、「ヘレンド」窯をその後継として指名し、1918年同家が帝位を去るときまで、ヘレンドは、『ウィーンの薔薇』などハプスブルク家ゆかりの器を数多く納めていた。
『ウィーンの薔薇』は、とりわけ同家の自家遣いとして大切にされ、1918年まで一般の人々の目に触れることのなかったパターンであった。パターン名を直訳すると"ハプスブルク由来の薔薇"。
そして、その類まれな美貌で"ババリアの薔薇"と呼ばれたハプスブルク家最後の皇后「エリザベート」は、ハンガリーをこよなく愛し、よくブダペスト郊外の「ゲデレ城」に滞在し、大好きな乗馬を楽しんだ。遠乗りから城に戻り、エリザベートが喉の渇きを癒すために手にしたのがこの『ウィーンの薔薇』であった。
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