平成21年度(第50回)「科学技術週間」の一環として開催された「つくばの研究機関」の特別公開に出かけてきた。
目的は、2008年のノーベル物理学賞を受賞した益川・小林理論を実験的に検証した「KEK」(高エネルギー加速器研究機構)の実験施設の一つである「Belle」測定装置を見学することである。
「KEK」の「コミュニケーションプラザ」には、小林誠教授が受賞された「ノーベル物理学賞」の「メダル」(大きさ:直径66mm・重さ:200g)のレプリカ、「賞状」、そして、御二人のサインが書かれている「益川・小林の論文」が一緒に展示されていた。
ちょうど実験中だったので、残念ながら「Belle」測定装置の中枢部分を直接見ることはできなかったが、「Belle」測定装置の概観を直接見ることができたので感激した。
また、今回の一般公開ツアーでは、特別に「Belle」の「コントロールルーム」にも立ち入ることができ、ちょうど「コントロールルーム」の「ディスプレー」にはリアルタイムで対生成されている「素粒子の軌跡」が瞬時に映し出されてくるので感動的であった。
「素粒子の軌跡」は、私が米国の大学及び大学院に留学しているときに実験していた加速器を利用した重イオン-原子衝突により生成されるX線のスペクトル(累積形)とは全く異なる映像であるが、実験室そのものの雰囲気は、研究員または大学院生と思われる女子二人が「Belle」のベビーシッターを行っていたので、「TUNL(Triangle Universities Nuclear Laboratory)」の「実験室」と同じようなものであった。
「KEK」のもう一つの施設「Photon Factory(PF)」(フォトンファクトリ)のいくつかのビーム端の実験施設を階上から眺めることができた。実験施設の数から様々な研究が行われていることが一目瞭然である。しかし、こちらは、「TUNL」のビーム端の施設の雰囲気とあまり違いがなく、大変に懐かしい光景であった。
米国留学時代に過ごした「加速器を利用した物理実験」の世界にしばしば郷愁を感じた一日であった。
目的は、2008年のノーベル物理学賞を受賞した益川・小林理論を実験的に検証した「KEK」(高エネルギー加速器研究機構)の実験施設の一つである「Belle」測定装置を見学することである。
「KEK」の「コミュニケーションプラザ」には、小林誠教授が受賞された「ノーベル物理学賞」の「メダル」(大きさ:直径66mm・重さ:200g)のレプリカ、「賞状」、そして、御二人のサインが書かれている「益川・小林の論文」が一緒に展示されていた。
ちょうど実験中だったので、残念ながら「Belle」測定装置の中枢部分を直接見ることはできなかったが、「Belle」測定装置の概観を直接見ることができたので感激した。
また、今回の一般公開ツアーでは、特別に「Belle」の「コントロールルーム」にも立ち入ることができ、ちょうど「コントロールルーム」の「ディスプレー」にはリアルタイムで対生成されている「素粒子の軌跡」が瞬時に映し出されてくるので感動的であった。
「素粒子の軌跡」は、私が米国の大学及び大学院に留学しているときに実験していた加速器を利用した重イオン-原子衝突により生成されるX線のスペクトル(累積形)とは全く異なる映像であるが、実験室そのものの雰囲気は、研究員または大学院生と思われる女子二人が「Belle」のベビーシッターを行っていたので、「TUNL(Triangle Universities Nuclear Laboratory)」の「実験室」と同じようなものであった。
「KEK」のもう一つの施設「Photon Factory(PF)」(フォトンファクトリ)のいくつかのビーム端の実験施設を階上から眺めることができた。実験施設の数から様々な研究が行われていることが一目瞭然である。しかし、こちらは、「TUNL」のビーム端の施設の雰囲気とあまり違いがなく、大変に懐かしい光景であった。
米国留学時代に過ごした「加速器を利用した物理実験」の世界にしばしば郷愁を感じた一日であった。