2013年4月28日日曜日

Yuja Wang Pian Recital in Yokohama


平成25418日(木)@神奈川県立音楽堂

 ユジュ・ワン」(王羽佳:Yuja Wang)のピアノ・コンサート(ソロ)を聴いた。

使用したピアノ:Steinway

演奏された曲目は以下の通り:

(1)プログラム曲
スクリャービン:ピアノ・ソナタ 2 嬰ト短調 op.19『幻想ソナタ』
スクリャービン:ピアノ・ソナタ 6 ト長調 op.62
ラヴェル:ラ・ヴァルス
(休憩:20分)
リーバーマン:ガーゴイル op.29
ラフマニノフ:ピアノ・ソナタ 2 変ロ短調 op.361931年改訂版)

(2)アンコール曲:(5曲)
プロコフィエフ:トッカータ
ラフマニノフ:エレジー
ビゼー作曲ホロビッツ編曲:カルメンのテーマによる変奏曲
グルッグ:メロディ
シューベルト作曲リスト編曲:糸を紡ぐグレートヒェン

感想
唯一言「素晴らしい」!「もう一度聴きたい」。

最初の曲、「スクリャービン:ピアノ・ソナタ 2 嬰ト短調 op.19『幻想ソナタ』」を聴きはじめた瞬間に、心の中から自然に感動の波が起こり、この一曲で彼女の演奏に対して既に感極まってしまった。
3曲目の「ラヴェル:ラ・ヴァルス」で、彼女の凄まじい程にダイナミックな手の動きが見られる演奏を大いに堪能することができた。このような難しい曲を「楽しそうに演奏」して「聴衆を魅了する」ことができるということ自体が素晴らしい。
そして、インターミッション直後に演奏された「リーバーマン:ガーゴイル op.29」を聴いているとき、私の心は、≪Voyager I≫に乗って「宇宙の空間」を旅していた。

 アンコールでは、彼女のダイナミックなプレイと共に、対照的な繊細なプレイも堪能できた。あの感情豊かな演奏は、彼女の「まだ若い人生」の体験から生まれてくるものだろうか。それとも、。。。

ピアニストのテクニカル的な点については、私の範疇ではないが、それでも、彼女の凄さは、実感することができた。